今日から2月ですね。
「二十四節気」を更に約5日ずつの3つに分けたものが、
「七十二候」になりますが、
今はその「七十二候」でいうところの
「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」で、
冬の最後の節気にあたる「大寒」の末候になります。
ちょうど、鶏が春の気を感じ、
卵を産み始める頃・・・ということで、
自然な状態の鶏は、日照時間が長くなるにつれ、
産卵率が上がっていくため、
春から夏にかけてたくさん卵を産むそうですが、
今は、鶏を見て自然を感じるようなことも少なくなり、
人工的に排卵されるのがほとんど。
一年中、どの時期でも同じように卵が購入でき、
もはや、この自然は壊れているかんじですね・・・。
本来は、季節の変化と共に卵を生んでくれて
その卵を鶏からおすそ分けしてもらい
感謝と共に食べていたのでしょうが、
今では、その感謝の気持ちも
感じにくくなっているように思います。
自然と共に、暮らしていく豊かさの隣には、
いつも感謝の心が寄り添っています。
それは、「七十二候」の中にも感じられ・・・
自然から離れるということは、
感謝の心から離れるということなのかもしれません。
感謝の心を大切にして、
もう一度、自然に近づいていきたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子