自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/03/11

風化させない

東日本大震災からもう6年。

昨日、ある保育園に訪問しましたが、
打合せ中に、黙祷の園内放送が。

今年は、震災が起きた311が
土曜でお休みでもあるため、

前日である昨日の14時46分に、

先生も子どもたちも一緒に
みんなで黙祷をささげました。

1日早かったとしても、
そんな風に、皆で一緒になって
黙って祈りをささげるということは、

過去の出来事を風化させない
大事な環境だと感じました。

あのように甚大な被害をもたらした災害を
風化させてしまうことは、

次に発生するであろう震災で、
また大きな被害をもたらしてしまうことにも
繋がりかねません。

ある意味、自然からみれば「風化」は
まさに自然現象だなぁとも思うのですが、

「だから仕方ない」とは
思いたくないところがあります。

それは、自分自身が、
ただ自然体でいたいわけではなく、

人も自然も一緒に調和し豊かに
できるかぎり持続して過ごしていけるようにしたい
・・・という想いを持っていることもあるからです。

「天災は忘れた頃にやってくる」と
昔から言われるように、

人が生き残るためにも、
自然やおきた事実から謙虚に学び、

人だからこそできることも取り入れて、
風化させない工夫が必要だと感じます。

毎年3月11日には、私たちも会社で
「大切なことを忘れないDAY」として時間をとり、

振り返ったり、学びなおしたり、
日常生活や働きへと繋げていくようにしています。

今年は、それこそお休みなので
来週を予定してますが、

非常に多くの犠牲者が出てしまったことを
忘れないのはもちろん、

その教訓を次にいかしていくためにも、
風化させない工夫をしていきたいです。

モクレン

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子