先日「大切なことを忘れないDAY」として、
社内の理念研修の一環で、
東日本大震災の映像等を通し、
次世代の子どもたちのために
自分たちがどうあるべきかを学び合いました。
その中で、群馬大学の片田教授の
講演動画を見たのですが、
印象的だったのは、
避難の三原則にもなっていた
「想定にとらわれるな!」というお話です。
この想定と言うのは、
常識や思い込みのことで、
私たちは、自然と切り離したところで、
安心や安全を決めつけては、
いつのまにかその安心、安全を
妄信してしまうところがあります。
そうやって、誰かが言った安心や安全を
鵜呑みに信じてしまうと、
自分で考えるのをやめてしまいますが、
これは、私たちが日頃よく話している
「刷り込み」と同じ話で、
自分で本質を見極めることをしなければ、
すぐに刷り込まれてしまうもの。
「想定にとらわない」ということは、
天災や人災などの災害に対して、
自ら主体的に取り組み続けていかなければならず・・・
常に本質的に、
「自分だったらどうか?」と考える
クセをもたないといけないのかもしれません。
そして、安全や安心についても
誰かから教わってすませるのではなく、
主体的に自分で考えていくことこそ
必要なことなのだと感じました。
そしてこれは一見、
「防災」の話のようにきこえますが、
実は、生きていく上で大切な
心構えのようにも思います。
自然は、人間が思っている以上に
大きなものだからこそ、
自然に対しての畏敬の念を忘れず、
自然から学び続け、主体的に考えることで、
想定にとらわれないよう、注意したいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子