先日、福岡農園で収穫された、人参や枝豆、さつまいも等が、
宅急便で会社に届きました。
届いてすぐに、段ボールから出し、
湿気を取るために、新聞紙の上に広げていたのですが、
翌日になると、人参が早くもしなびており、
社内にいたクルーが、
それぞれの野菜を梱包し、冷凍・冷蔵保存を行いました。
人参は、葉が付いたままだったのですが、
どうやら、収穫後に葉を残すと、
葉からの蒸散作用によって根の水分が奪われ、
早くにしなびる結果となるそうです。
スーパーで購入する人参は、葉が切り落とされていることもあり、
人間からみれば、オレンジの部分が「人参」だと捉えがちですが、
人参からしてみれば、葉が付いている丸ごとで生きているわけで、
そんな繋がりが見えなくなっていた自分から、
部分で見ていると、全体像を見失い、
そもそもを見失いやすいと、感じました。
自分都合、人間都合の不自然な視点に、注意したいと思います。
環境コーディネーター
宮前 奈々子