昨日の室礼のお稽古では、
「七夕」がテーマでした。
そんな中で、部屋に飾ってあった
「一華開五葉 結果自然成」について、
先生からお話がありました。
またまた、初めて聞くお言葉でしたが・・・^^;
こちらは、達磨大師のお言葉、禅語で、
「いっかごようをひらく けっかじねんとなる」と
読むそうです。
花が五枚の花びらを開き、やがて実を結ぶとは、
自然のありのままの姿ですが、
これには、心の花を開くという意味もあり、
この五枚の花びらにも、
●相手の心をありのまま受け入れる円満な智慧
●分け隔てなく平等な智慧
●観察力を持ち、本質を見極める智慧
●人を想い、人のために行動できる智慧
●すべてはお陰さまと思える智慧
など、調べてみると、
それぞれ意味(智慧)があるそうです。
ただ、このあたりは、
それこそ自分自身の心の中を深ぼって、
自分の力で、その意味を体得するしかなさそうですね。^^;
花を開かせて終わりではなく、
自然界では必ず実を結ぶ・・・ということで、
「人事を尽くして天命を待つ」
「因果応報」
・・・なんて言葉も連想させますが、
花も開いていないのに、
「結果」を求めたりすることなく、
季節が巡れば自然に果実が熟するように、
信じて安心して、
次の世代に継承されていくことを
忘れずに、
自分自身も5枚の花びらが開くよう、
日々の生き方を磨き続けていけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子