週末には、お稽古もあったので、
社内の室礼も、早速「七夕」をテーマに変えています。
五節供のひとつである七夕の行事は、
夏野菜の収穫の「感謝祭」や、
日本の古代信仰の「棚機(たなはた)」、
そして中国から入ってきた
織姫・彦星の「星祭りの伝説」や
女性が手芸、裁縫の上達を願う
「乞巧奠(きこうでん・きっこうでん)」などが
合わさってできたものとされています。
・・・ということで、
今回、社内の入り口正面には、
この時期にとれる麦からできた素麺や、
季節の野菜を供え、畑の豊穣に感謝する室礼を。
天の川にも見える網飾りは、
全ての人の迷いをすくって下さるとも言われる
「すくい網」。
また「朝顔」は、
別名「牽牛花(けんぎゅうか)」とも呼ばれ、
「牽牛」は、「牛を引く」から
「彦星(ひこぼし)」にもあたり、
ちょうど七夕に朝顔が咲くと、
彦星と織姫が再会できたのだとして、
縁起が良い事とされていることから・・・
掛け軸は「朝顔」にしています。
そしてなんといっても、
「収穫に感謝」ということで、
この日の夜には、
麦からつくられるビールで乾杯♪
なんだか格別でした。^^
そう考えると、自然から、
沢山の恵み、豊かさを頂いているものですね。
そして、室礼や行事は、
そんなことにも気付かせてくれる
素敵なものだと実感しています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子