社内の「七夕の室礼」では、
「すくい網」を飾っていますが・・・
こちらの「すくい網」を調べてみると、
もともと「不空羂索(ふくうけんさく)観音像」
が由来しているそうで・・・
不空羂索とは、
「不空」が「空(むな)しからず」、
「羂索」が「手縄」
を意味しており、合わせると
しっかりと手縄を持つように、
迷える衆生たちを逃すことなく「救う」観音様
・・・という意味になるとか。
馴染みがないと、ちょっと難しいですね。^^;
そんな「すくい網」ですが、
子どもの時に折り紙でつくった以来で、
作り方も忘れていたため、
ネットで調べ、作ってみることに。
実は、今回使った紙は、
「秩父夜祭」のカレンダー!
昨年「祭り部」が発足したこともあって、
皆で一緒に「御神幸行列」にも参加させて頂いた
思い出深いお祭りですが、
◆秩父夜祭
http://www.caguya.co.jp/wp2/farmblog/other/p8279/
こちらは、秩父神社のご祭神である妙見様(女神)と
武甲山に鎮まる龍神様(男神様)との
年に一度の逢瀬の祭りとしても語られ、
「冬版七夕伝説」とも呼べるものなので、
「ちょうどよい!」と、使わせて頂きました。^^
実際に手を動かして、
このような飾りをつくってみると、
なんだか子ども心が発動してくるようで、
開いてみる時には、なんだかドキドキ・・・。
そして「すくい網」の完成!
先生もよく「知行合一」の大切さをおっしゃられますが、
「真に知るとは実行を伴う」ということで・・・
知識ばかりではなく、
こうやって形にしていくことから、
室礼を深め続けていけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子