自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/07/19

天と地が結ばれる

本日は、室礼のお稽古に行ってきました。

今回は、お盆がテーマ。

お盆の室礼_170719

思い返せば、初めての室礼体験教室の時も
お盆がテーマだったので、
室礼を習い始め、早くも丸4年が経過しました!

当時、ちょうど旅先で、
たまたま今の教室の先生が書かれた室礼の本に出逢い、

その後、体験教室の申込連絡をして今に至るわけですが、
まさかこんなにはまるとは・・・

あの時、本と出逢え、
直観で動いてみて、本当によかったです。^^

そんな本日のお稽古では、先生のお話から、
改めて、室礼の根本を感じるようでもありました。

「野菜も花も木も・・・全ては根があり
 大地と繋がっている。

 私たち人も、根こそないけれど、
 足裏は大地と繋がっている。

 全てのものに命があり、
 その命は等価(同じ)である。

 そして、大地だけではなく、
 太陽、月、水、光など
 天の恵みがあって、命が巡っている。

 だから大地側からだけではダメで、

 大地の実りを天に供えることで、
 天と地が結ばれる。」

そんなお話をお聞きしながら、
自分自身の室礼を見直してみると、

季節の野菜などを盛らせて頂いても、
供えるというより、飾るというようなかんじで、

どこか形や見た目、知識などにとらわれ、

本来の大事な思いや心が、
追いてけぼりになっている気が・・・。^^;

「供える」という行いが、
自分の中で、まだまだ身近でなく不自然さもありますが、

子どもたちに、大事な心を繋いでいくためにも、
こんな風に、何度も何度も行事(事を行う)を重ね、

大きな繋がり、循環の中で生かされていることを忘れず、

謙虚で感謝ある生き方を、
日々磨いていけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子