昨日は「重陽の節供」をテーマに
室礼のお稽古がありました。
この九月九日の「重陽の節供」は、
五節供の中でも、どこか影が薄い気がしますが、
「菊の節供」とも呼ばれる、中国由来の行事で、
五節供を締めくくる行事として、
昔は最も盛んだったそうです。
そんなわけで、お盆も過ぎたこともあり・・・
今日は、社内の室礼も「重陽の節供」をテーマに、
菊や菊酒、菊の干菓子など盛らさせて頂いたり、
掛け軸を「桔梗」に変えたりしました。
そんな事を行っていると次第に、
「もう秋だなぁ」と感じてきて・・・
「季節を感じるから室礼をしている」というより、
「室礼をしているから季節を感じる」という方が、
なんだかしっくりくるような気がしました。
そう考えると、分かるから実践するというよりも、
まず実践するから分かるようになる
・・・というものなのかもしれませんね。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子