今日は、月に1度の室礼のお稽古。
先生はよく「知行合一」について
お話下さいますが、
まさにこのお稽古では、
実際に手を動かし、盛り物をお供えして・・・
この「知行合一」を、「行うこと」を通して
学ばせて頂いているのを感じます。
また、日本の文化は、
ずっと昔の「日本の古代信仰」がベースで、
その後「中国文化」が入り・・・
この両方でできあがってきたものということで、
「知行合一」は、中国の明の時に、
王陽明がおこした学問である
「陽明学」の命題のひとつのようですが、
そんな陽明学の言葉など、
もはや死語になっていたところ、
最近また各分野で出てきている・・・といいます。
私も詳しくはありませんが、「知行合一」などは、
実践主義のカグヤでも大事にしており、
今の時代において、
見直される必要があるのかもしれません。
そして先生は、
「なにかを知っても文化ではなく、
頭で考えて、行いまでが入って、
頭から腹に落として文化になる。
知が入ると、人は荒ぶれて攻撃的になるから、
それを日本的な情で抑えこむ・・・」
と仰います。
確かに知識を得ると
「これはこういうもの。それは違う。」など、
攻撃的になりがちです。
全てのものに命が宿っていると考えられた
「日本の古代信仰」など、ちょっと調べてみるだけで、
自分が大事にしたいと思っていたことや
この「自然から学ぶ」こととも重なり、
ドキドキワクワクしてますが・・・
「行うこと」と合わせ、積み重ねて、
腹落ちさせていけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子