関東では、田植え時期にあたりますが、
社内の室礼も
先日のお稽古で習ったように
「水口祭り」をテーマにしています。
今回の盛り物は「早苗」を中心に・・・
まずは、カタクチイワシを干した「田作り」。
昔、田畑の肥料としていたため
このように呼ばれるそうで
別名「ごまめ」とも言いますね。
こちらを肥料にしたところ、お米が五万俵も取れたので
「五万米(ごまめ)」と書くようにもなったそうで、
五穀豊穣を願う縁起物です。
その横には「つくね芋」。
あるクルーに「石ですか?」と質問されましたが・・・笑
こちらは「稲の根がしっかり根付きますように」との
言葉の盛り物です。
「お酒」は、田の神に供える大事な一品として、
麻を結んでいます。
そして「手ぬぐい」は、
田植えをする「早乙女(さおとめ)」に
見立てています。
ちょうど今年は、実際に千葉でも福岡でも
田植えをやらせて頂いたこともあるのかもしれませんが、
こうした都会の中でも、
昔の人が取り組んできたことを感じられる室礼を
改めて大事にしていきたいと思っています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子