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根本

今、保育業界では指針改定が行われ、
4月よりその指針に沿って保育を行っていく中で、

 

様々な研修が国によって行われています。

 

その中で、多くの解説者の方々が

 

「環境(遊び)を通じてそれぞれの子どもたちの発達を保証していくこと」
「一斉に子どもたちを動かしたりしないこと」

 

という話をされているそうです。

 

お客様と今日話をしていると、近隣の園の主任先生が同じ研修の場で、

 

「うちの保育園、年齢別で一斉の保育を行っているんだけれど、
どうしていったらいいのかしら。」

 

「保育書類もどうやって変えていったらいいのかしら」

 

と悩まれていたそうです。

 

そういった背景もあり、そのお客様のところには
最近は見学者が増えて来たと言います。

 

先生が直接教えるのではなく、
環境を通じた保育を展開し、子どもたちを見守っていること。

 

そして、見守るための子どもたち一人ひとりの発達段階を理解できる
環境や仕組みがあり、それが書類軽減にもつながっていること。

 

早い段階から見守る保育に切り替えてよかった。
このタイミング(指針改定)でソフトを導入してよかった。

 

そんな声を職員さんや園長先生方からお聞きしました。

 

「子ども主体」ということは世界どこでも叫ばれていますが、
その方法論はたくさんあります。

 

しかし、どの方法論にしろ、
その児の発達過程や段階を理解するということは
やはり原点であり、次の発達課題を理解したうえで環境を用意していくということも
同様であることに気づきます。

 

そう思うと、保育方法を変えていくことの前に、
発達の理解の仕組みを変えていくことが先決のように感じます。

 

自分の身体のことが分からなければ、
どう改善していけばいいのかが分からないように、
まずは知ること、理解することが大切なのだからこそ、
自分自身も、相手や自分を理解することや共感することを
何よりも大切にしていきたいと思います。

 

ミマモリスト
眞田 海