昨日、RM研修で保育書類を見せて頂く機会がありました。
年案やクラス月案、週日案、個別月案、要録。
様々な書類を見せて頂いたのですが、
「書類が多くて大変」
「クラス案を立てるのが細かくて大変」
などなどの悩みが。
確かに書類を見てみると、
「年案」や「クラス月案」などの「集団計画」が
5領域を踏まえて丁寧にみっちりと書かれていました。
こんなに丁寧に書いていても、
実際には子どもたちは一人一人発達も個性も違う。
そう仰います。
なぜこの様式になったかとお聞きすると、
監査官から指摘を受けてこの様式になったとおっしゃいます。
そして、その次に個別月案や発達経過記録を見せて頂くと
そこには5領域もなく、フリースペースの非常に簡素化された書式がありました。
そして、その書式はたくさん文字を書くところがあり、
子どもの様子や姿は記入できても、発達を記録することが難しく
先生方も疲弊していました。
それを見て感じたことがあります。
集団やクラス案などの保育書類を簡素化できている園さんは
共通して「個々の発達の把握」と「発達課題から個別計画を立てる」
という習慣や環境が整っているということです。
個々の発達とそれに合わせた保育計画が立てられる環境があるからこそ、
集団という書式に詰め込まずにいられるということなのだと感じます。
今度の指針も、年齢ではなく個々の発達段階に合わせた
保育書類を求めるようになりました。
ミマモリングソフトウェアを使って環境を整えることが
今後益々、意味を成してくることを実感する一日となりました。
ミマモリスト
眞田 海