指針改定に伴う「ねらいと内容」の変更について
新指針に伴い、ソフトのバージョンアップ準備を行っています。
新指針を読み、解説本を読み、その発達項目がどの発達段階のことを言っているのか。
それを、今回発行された指針を読むだけでは分かりません。
今まで改定されてきた過去の指針を含めて読み込んでいくからこそ、
引き継がれてきたもの、変わってきたものが分かるのだということに気づきます。
前回改定された指針、その前に改定された指針。
それを比べていくことで、
指針と指針の間のニュアンスが見えてくることに気づきます。
また、同時に、指針は改定されても
「発達の順番や段階」は変わることがないのだということにも気づきます。
社会や保育環境は変われども、本質的な部分は変わらないということですね。
しかし、社会は変わり、環境も変わり、
世の中も子どもたちの姿も多様化してきた現代だからこそ、
一人ひとりをよりきめ細やかに見ていかなければなりません。
だからこその今回の指針改定。
乳児の内容がより細かく提示され、
様々な視点や育ってほしい姿が追加されました。
この時代の変化に対応し、変化していかなければいけないのは
子どもたちよりもむしろ私たち大人なのかもしれません。
子どもは素直にどんな時代でも環境に合わせて変化し続け、
楽しみ、本質的であろうとし続けるからこそ、
私たちも同じように、変化を楽しんでいき、
子どもたちと豊かさを味わっていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海