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毎日更新。カグヤの日々の取り組みをご紹介。

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伝承の本質②

昨日のブログで紹介させてもらった

成長展の「伝承」についての展示物。

 

伝承の本質

 

その展示物を見て息子が、

 

「あぁ、これね、俺だよ、俺。Cね。」

 

と教えてくれました。

 

早速子どもに聴いてみよう!!ということで、

 

「夢中で作っているときにいきなりガッシャーンって壊されたらびっくりして

まあいいかとは思わないけど、見ていたところをガッシャーーンってされたら

まあいっかって思う。見てたらさ、わざとじゃないってことがわかるから」

 

って言ってたけど、何でそう思えるのだろう?!と思い聞いてみると

 

「前のすいすいさんがいたときに、俺もわざとじゃないけど

こわしちゃったことがあったけど、怒らないでまいっかって許してくれたからだよ」

 

その時ってどんな気持ちなの?!

 

「嬉しかったよ」

 

自分が下の子を許してあげるときってどんな気持ちなの?!

 

「壊されたときの最初は嫌な気持ちだけど、まあいいかって許したらもういやな気持じゃないよ」

 

なるほどね、、、じゃ、、じゃあさ、

 

もしその時に先生から

「年下の子なんだから許してあげて」って言われたらどうなの?!

 

「嫌!!!」

 

「嫌な気持ちになると思う!!」

 

え?それは何で?!

 

「うーーーん、、、、そんなこと先生に言われたことないから説明が難しい!」

 

なるほど。。。。

 

自ら体験して嬉しかったことは子どもは自然とほかの子にしてあげたくなったり、

した後も、嬉しい気持ちやすっきりした気持ちになるようですが、

 

それを誰かに強制されたり、ルールで守るようにとなってしまうと、

息子の場合は嫌な気持ちになるんだなと感じました。

 

それこそ、昨日のブログでも「貢献」と「犠牲」の違いを学びましたが、

誰かからの強制やルールなどの押しつけからは「犠牲」という心が生まれやすいのだと

改めて感じます。

 

ここからも保育に学ぶ組織の在り方というものが見えてくるように感じます。

 

自分も誰かの貢献につながるようなそんな存在であれたら

どんなに嬉しいことなのか。

 

犠牲よりも貢献を大切にする生き方を少しずつ深めていきたいと思います。

 

 

ミマモリスト

眞田 海