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聴福人・一円対話

協力して働く風土づくり

一円対話を通じて仲間との対話や認め合い、学び合う文化を大切にしています。また、起きた出来事を『良い』『悪い』という価値観で観ず、『福』に転じていける聴福人(ききふくじん)を目指して最幸の働く環境づくりを大切にしています。

保育

聴く耳

新学期が始まり、
新たな一年のスタートですね。

我が家も子どもたちが二人とも小学生になったこともあり、
子ども部屋の大掃除を皆でしました。

ミマモリングソフトウェアで
子どもたちの発達を振り返りながら、
どんな環境が必要だろうかと考えて
環境を用意してきたこの8年間。

部屋の玩具ゾーンをひっくり返してみると
あまり使われなかったものたちの理由が見えてきました。

・意図がなく買われたもの
→自らの普段の興味関心から必要とされているものではなく
その時に陳列されているものを見て、その中から選んだもの。

例:お祭りの玩具やトイザらス、イケアなどに行ったときに衝動的に買ったものや
  その場に来てから選んでいいよと言われたもの。

・大人の意図で買われたもの
→今の子どもたちの興味関心ではなく、大人として親としていつか興味を持ってもらいたいなと思って買ったもの

例:図鑑一式、名作図書、

これから関心を持つかもしれないものももちろんあるとは思いますが、
改めて、環境というのはただこちら側の意図で整えるのではなく、
子どもたちの「今」の興味関心に寄り添い、
「今」に必要な環境の中に意図を持っていくことが大切なのだと感じました。

子どもに限らずですが、
その人が「今」なにに興味関心や意欲を持っているのか。
これを聴かずには寄り添うことは難しく、
見守るのではなく、

「きっとこうだろう」「こうなってほしい」

というこちら側の願望や思い込みで関わってしまうからこそ、
「見る目」よりも「聴く耳」を持っていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海


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