新しい保育所保育指針を読んでみると、
保育計画ということについてまずは概要としてこんな風に書かれています。
3 保育の計画及び評価
「保育所における保育は、①計画と②それに基づく養護と教育が一体となった保育の実践を、
③保育の記録等を通じて振り返り、④評価した結果を次の計画の作成に生かすという、
循環的な過程を通して行われるものである。」
ここでいうところの評価とは、子ども自身の発達を評価するという側面と
保育者自身が子どもたちの発達に沿った環境設定と実践が出来ているだろうかという
二つの側面があるのではないかと感じます。
また、指針には保育計画を立てるときの留意点についてこう書かれています。
- 「子どもの発達や生活の連続性に配慮し、在籍期間を通じた育ちの見通しをもって、日々の生活における子どもの実態を捉える視点をもつことが重要である。」
- 「その上で、子どもに計画通り「させる」保育ではなく、その時々の子どもの状況や遊びの展開に応じて環境を適宜変えていくなど、保育士等の適切な判断の下、保育が柔軟に行われることが求められる。保育は子どもと保育士等をはじめとする多様な環境との相互的な関わり合いによって展開されていくものである。このことを踏まえ、子どももまた保育をつくり出していく存在であることを認識することが重要である。」
- 「そして、保育における育ちについて丁寧に評価を行い、その結果に基づいて、保育の環境の構成等を継続的に構想し直す。」
- 「こうした一連の取組を繰り返すことを通じて、保育における生活や遊びが子どもの実態に即して柔軟に展開しながらも、子どもの豊かな経験が着実に積み重ねられ、資質・能力が育まれていく。」
この観点から、保育計画や書類の在り方を考えていくと、
ソフトの活用方法が見えてくるように感じます。
また、現場の先生方と深めていければと思います。
ミマモリスト
眞田 海