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今と初心を見つめる大切さ

先日、沖縄県今帰仁村にあります保育園さんにお伺いさせて頂きました。

 

園長先生が以前に公立保育所に務めていた際に、

 

「子どもたちがより主体的に育つように環境を通じた保育を行っていきたい」

 

という強い想いを持ち、

今年の4月に認可保育園としてスタートしたばかりでした。

 

沖縄は5歳児になると就学前教育という形で

小学校に併設する幼稚園にいくという習慣がまだまだ根強い中、

子どもたちが安心して過ごし、成長できるようにと

5歳児の保育にも挑戦していらっしゃいました。

 

開園一年目。様々な保育体験を持った先生方が集まり、

皆でこの園の保育を確立していくこの創設期。

 

幼稚園での習慣であった「小学校との合同運動会」一つをとっても、

子どもたちの興味関心や発達に合わせてというよりも、

小学校とのプログラムに合わせないといけない側面もある中、

 

本当に今まで通りにすることがこの園の「理念」に沿っているのだろうかと、

 

皆で一つ一つを

 

「今の子どもたちにとってどうか」

 

「自分たちの理念に照らしたらどうか」

 

と話し合っていらっしゃるのが印象的でした。

 

指針が変わり、地域が変わり、大人たちの暮らしが変わり、

子どもたちの環境が変わる中で、「今」何をするべきなのかを

考え続ける先生方の眼差しは、

既に沢山の保育環境の中で、熱中し、助け合う子どもたちの姿に

現れているように感じました。

 

今をみつめ、初心から働く眼差しを私たちも大切にしていきたいと思います。

 

 

ミマモリスト

真田 海