こんにちは、女将です。
先日テレビで皮ごと食べられるバナナというのを放送していました。
植物の育つ力を引き出す特殊な農法で、全く農薬を使わず栽培するので皮も薄く、皮ごと食べられるのだそうです。
本来、果物も野菜も皮ごと食べてこそだと思います。
むしろ皮の方が栄養が高かったりしますしね。
ところが、今は「形のよいものを短期間で安定して」生産するために、収穫までの過程で色々な科学肥料や農薬を使います。
もちろん出荷時には、人体に影響を与えないレベルまできれいに洗浄されてはいますが、なかなか皮ごと食べようとは思えなくなってしまいました。
そんな化学肥料や農薬が日本に入ってくる前は、肥料と言えば人糞や家畜糞、植物残さや落ち葉などの粗大有機物が当たり前でした。
今で言うところの有機農法ですね。
形も様々で、味もとっても野性的で、トマトなど今のように甘くありませんでした。
ただ、水洗いしただけで皮ごと食べることができました。
お陰でその野菜の持つ栄養を余すことなく摂取することができたのです。
ある自然農をされている農家さんのお話では、化学肥料を長期間使用し続けた農地から、その成分が完全に抜けるまでには長いときには数年もかかるのだそうです。
近年の健康志向ブームで、自然農法、有機農法に変える農家さんが増えているのは有難い限りです。
これが日本全国にもっともっと広がってほしいと思います。
そして、子どもが畑から採った野菜を水で洗って、そのまま頬張る姿が見られるようになったら嬉しいと思います。
ミッションパート
佐藤真樹