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健康な心と身体

 

先日、2週間ほど体調を崩していました。

 

最初は腹痛にはじまり、発熱しのどの痛みや鼻水が出て、その後熱は下がったものの、頭の痛みや鼻水の症状が続いていました。

 

そんな中、ふと一人の女性のことが浮かびました。それは、若杉友子さん。通称若杉ばあちゃんと呼ばれている方のことが浮かびました。

 

若杉ばあちゃんは、野草料理研究家・食養指導者で現在京都府綾部市に移住し、陰陽の考えに基づいた野草料理と、日本の気候風土に根差した知恵を伝える活動を行っている方です。

 

以前、社内で若杉ばあちゃんの講演を聞きに行ったクルーの話や本の内容を聞いていたことはあったのですが、その時は自分の中でそのままになっていましたが、不調が続き、ふと「自分自身の体温が低いから、こんなに不調が続くのでは?」と思い、早速本を購入して読んでみました。

 

若杉ばあちゃんの教えを忠実に守って生活が改善されていく方の声が本にはたくさん載っていました。冷奴に生姜やネギなどの薬味を添える意味も初めて知りました。

 

生の豆腐だけでは陰性が強く、薬味と一緒に食べることで冷えを抑止したり、普段あまり気にしていませんでしたが、日本食の食べ合わせにも知恵が満ちしていることを知りました。食べるもので自分自身が形成されていくと思うと、何を口にするかも大切なことです。

 

新しくなった保育所保育指針に、『幼児期の終わりに終わりまでに育ってほしい姿』の中に【健康な心と身体】という項目があります。その解説には、「保育所の生活の中で、充実感をもって自分のやりたいことに向かって心と身体を十分に働かせ、見通しをもって行動し、自ら健康で安全な生活をつくり出すようになる。」とあります。

 

子どもたちに健康に育ってほしいと願うように、日本人がこれまでどういった食生活を持って過ごしてきたか、食から自分自身の生活も見直していきたいと思います。

ミマモルジュ
奥山 卓矢