沖縄県のあるお客様のところでは、
新指針に変わった今年のタイミングで保育書類を見直していらっしゃいました。
「子どもにこういうことをさせたい」という計画ではなく、
「子どもの姿から、この姿を存分に保障していけるためにはどうしたらいいだろうか」
「どんな環境を用意すれば、子どもが自ら環境に働きかけ発達していくだろうか」
という意図を持った計画へ。
指針にも自園の理念にも準拠していく為に
書類改善の話し合いを重ねたそうです。
その中で、特徴的だったのは
「理想の書式というものは見えていても、
それが今の自分たちにとっての最善かどうかは、
難しすぎたり変化が大きすぎても使いこなせなかったらいけないので・・・」
と、「正解」を現場に押し付けるのではなく、
「現場で話し合いながら書式を改善していく」
ということを選択していらっしゃることでした。
「教え込む」という意図ではなく、
「先生方が体験しながら改善していく」という意図を優先していくことが
目指す理念を支えていける文化。
改善、変化し続ける主体的な組織となっていく文化を育んで行くのだと感じます。
文化とは繰り返し行っていくからこそ生まれるもの。
時間をかけることの意味を深めていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海