今日、ある保育園の園庭を見学させてもらうと、4月に訪問した時にあった大型遊具などはなくなり、子どもたちがあるものを上手に使ってのびのび楽しそうに遊んでいる姿がありました。
園長先生にお話をお伺いすると、色々な園の園庭を見学する中で「園庭を変えていこう!」と決め、今後は園庭に築山や川をつくる構想もあるそうで、これまでの遊具を取り除いたとか。
更に、そんな園庭そのものに対してだけではなく、園庭づくりのプロセスの方にも価値を強く感じ「こんな園庭を保護者の力も借りて協力しながら一緒につくっていこう」と決めたそうです。
来月から本格的に園庭づくりが始まるにあたり、まずは園の先生たちからもそれぞれに「こんな園庭にしたい!」など案を出し合ったそうで・・・
確かに、誰かに完成形を用意してもらうよりも、こんな風に周りの声を聴き合ったり、智恵を集めて進めていったりと、一緒に取り組むプロセスそのものには、やっぱり大きな豊かさを感じます。
物事を早く進めたくなったり、意見の違いを避けたくなったりと・・・一緒に進めることは時に大変なこともありますが、ひとりでは実現できないこともできたり、そのものに対しての思い入れも思い出も重なって、結局は皆で大事にできるかけがえのないものにもなったりしますから、自分自身の働く姿勢もそんな風に一緒に進めるプロセスを大事にしていきたいと感じています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子