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農・植物・発酵

自然の智慧を学ぶ

時代と共に現代にリノベーションされた築120年の古民家。先人の知恵と暮らしを取り戻すための再生。日々その姿を変えてゆく中に生まれゆく温もりとゆとりに、古より受け継がれてきた智慧を感じてください。

保育

種まき

今年も田んぼでお世話になっている、藤﨑農場さんを訪れました。

 

これまで毎年5月頃の田植えに合わせて田んぼへ行っていましたが、「せっかくだったら、種まきの工程も見た方がいいよ!」とご指導いただいている方からのアドバイスも頂き、今回はじめて種まきから関わらせて頂きました。

 

また、今回は保育士の先生も一緒に田んぼへ行き、藤﨑農場さんへ向かう車中で、「一緒に田んぼへ行った保育士の先生が勤めている、同じ法人内の別の保育園が、ビオトープを作る際に藤﨑農場さんを訪れていたらしい!」という話になりました。

 

まさか、藤﨑農場さんと関係のある園があったことに驚かされましたが、ビオトープという観点からつながっていることにも驚きました。

 

藤﨑農場さんの田んぼの特徴の一つに、生き物がいっぱいの耕さない田んぼということが謳われています。まるで保育園で異年齢保育をしているように、様々な水生生物が織りなす田んぼが、より美味しいお米作りに繋がり、藤﨑さんの見守りがあって、「とびっきり米」が収穫出来ていることを感じました。

 

田んぼを借りて田植えをしている園や、バケツ苗を育てている園もありますが、藤﨑さんの田んぼだからこそ学べることがたくさんあり、先生方にお伝え出来ることもあると感じました。

 

また今回は、種まきをするに当たり宮司さんをお呼びし、祈願祭を行いました。新たな1年が始まり、藤﨑さんも「種まきが始まると、今年も始まったと感じます。田植えまでは休みなしです」と何十年とお米作りに携わっていても、イキイキと嬉しそうな表情を見て、楽しくお米に関わっているから、藤﨑さんのお米は美味しいのかなということも改めて感じました。

 

3月半ばとは言え、まだまだ外での作業は寒く厳しいですが、甘やかさない環境がお米を逞しく育てるといい、どういった環境で育つか、その重要性も教えて頂きました。この時期に種をまき、無事に育てば秋には実りを迎えられると思うと、自然の摂理の中で大切なことを教えて頂いている貴重な機会ということも感じます。

 

普段は離れていますが、心だけは離れない様「見守る」実践を積んでいきたいと思います。

 

ミマモルジュ

奥山 卓矢


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