誰かの仕事や誰かの行動を日頃観て、
フィードバックを行う役割があります。
大抵の組織では上司が担うことが多いものですが、
同僚同士や新人が上司にと立場や持ち場を超えて行える
良い風土がある場合は非常に良い組織であるように思います。
合っているかはわかりませんが、
フィードバックを行う中で大切なことだと
強く感じたことがあります。
フィードバックを行う人間が何を目的として
「観て」いるかということです。
教えよう、育てよう、分からせよう、違いを正そう。
そんな目的でフィードバックを行うことが私は多かったわけですが、
すると、そのまなざしで見える世界は
「自分の価値観」や「正解」「正論」(だと思っているもの)の眼鏡をかけて
「観て」いますから、その眼鏡を超えた世界は見えることはありません。
しかし、「相手から学ぼう」「相手の良いところを自分も次回取り入れてみよう」
「相手が安心して存分に熱中できるように信じて見守ろう」
という眼差しで「観れ」ば、見える世界は「自分の価値観以外」の世界が見えてきます。
人とどう接しているか、そこに実は「本質」があるように感じます。
ミマモリスト 眞田 海