東京都のある保育園様では緊急事態宣言の間の対応のみならず、今後の行事に対しても検討していたそうです。
「3密を避ける対策」として行事を対応させていこうとすると、人と人との関わりを削ることになります。子どもたちの関わりを削るというのは保育理念を削るようなもので、簡単なことではなく、断腸の思いで話し合っていくしかありません。
そこで、削るからにはこの機会を敢えて好機と転じ、「行事」をさらに深く理解し、何をすることが今の子どもたちにとって最善の保育となるのかを見つめる機会とし、「削るべきこと」と「大切にすること」を明確にしていったそうです。
その中で大切にしていたこととは、「行事本来のねらい」と「楽しさ」をどのようにして残していけるかということでした。
このような努力の中で刷新される「今の子どもたちに必要な行事」は同時に大人たちにとっても、地域にとっても、社会にとっても必要な「行事の最先端」なのかもしれません。
次の時代を作る子どもたちのために、今私たちが出来ることは何なのかという観点を私たちも大切にしていきたいと思います。
ミマモリスト 眞田 海