一人ひとりのことを大切にしようと思うと、その人の幸せや成長の為には沢山の人々との「関係性」が必要であることに気づきます。
その人が何かが出来るようになった時、そこには誰かとの関係性や物語があります。
「関係性」や「物語」を豊かにしていくことが様々な成長を促すからこそ、日々の暮らしの中に、自分以外の人との「関係性」や協力して仕事を進めていく「物語」をどれだけ色濃くしていけるかが重要なのだと感じます。
そして今の時代は、数がわかる、字が書けるなど、IQなどで測れる力を「認知的能力」と呼ぶ一方で、例えば、目標に向かって頑張る力、他の人とうまく関わる力、感情をコントロールする力などの IQなどで測れない内面の力を「非認知的能力」と呼んでいますが、ITなど様々な技術が発展し、「認知的能力」をサポートできるようになってきているこれからの時代は「非認知的能力」を育むことがより一層重要視されていきます。
「認知的能力」は個別で習得することはできますが、「非認知的能力」を育むには集団が必要です。
園や学校での日々というのは、子どもたちにとって「非認知的能力」を育む大切な場所なのだと感じます。
そしてまた、人々が集まる場というのも、同じことなのだと感じます。
ミマモリスト 眞田 海