先日、お客様との打ち合わせの際に、ミマモリングソフトの活用でとても助かっているところがあるとお話を頂きました。
園では、保護者との個人面談を希望制で行っているそうです。
すると、面談を希望する保護者の方のほとんどが自分の子どものことを
「うちの子は園では大丈夫でしょうか」
「家で子育てに悩んでいる」
「うちの子は~~が出来なくて困っている」
など、わが子への不安を抱えてやってくるそうです。
面談をしていて感じるのは、保護者はわが子の「出来ない部分」や
「不安な部分」ばかりを見ているせいか、驚くほどにわが子の「出来ている部分」や
「発達したところ」を見るまなざしが失われていて、気づいていないことが多々あるそうです。
園としては保護者の不安に寄り添いつつ、ミマモリングソフトの「育ちのまとめ」という資料を使って、5領域で発達したところをお渡しすることにしているそうですが、それによって、保護者のわが子に対する眼差しに変化が生まれるそうです。
「え、うちの子、こんなに出来るようになっていたんですね」
「出来ていないことばかりに目が行ってしまって気づきませんでした」
人は必ず得意不得意のある生き物です。
その子の得意を一番近くにいる人々が理解してあげることこそが、
乳幼児期に限らず、人生の中で重要なこと。
得意なことで誰かの役に立ち、苦手なことは手伝ってと言えることが「自立」であって、
得意なことで役立つ時間を削り、苦手なことを出来るようにすることが「自立」ではないと思います。
ミマモリスト 眞田 海