mindfulという言葉があります。
マインドフルネスという言葉では最近よく聞きますが
マインドフルネスとは、どういう意味なのだろうと調べてみると、
「精神が安定している状態・心が満たされている状態」という表現や
「いのちが輝いている状態」「今に完全に集中している状態」などがあります。
それを見ると、「自分自身が充実している状態」のような意味と受け取れます。
しかし、マインドフルとはどういう意味かと調べてみると、
周りに気を配れる 心がけが良い などの意味となっています。
語源をたどっていくとどうやらマインドフルとは地球や他者に気を配れることや
周りの役に立つことが元にあり、マインドフルネスとは、そういった他者や地球やいのちのつながりを感じ、自分の存在をあるがままに周りの役に立つことに使っていくことなのだと感じました。
「精神が安定している状態・心が満たされている状態」
「いのちが輝いている状態」「今に完全に集中している状態」
というのは他者や地球などの周りの存在があっての事であり、
周りの存在との相互の関係性の中での「マインドフルネス」であり、
自分だけが「マインドフル」な状態になるという事は単に利己的な状態であることに気づきます。
保育の考え方の根本には
「子どもにとっての最善の利益」という言葉がありますが、
利己的な最善の利益と、周りとの関係性の中で皆でマインドフルネスになれることを目指すのでは全く異なる保育になるのだと感じます。
これは企業の組織運営も同じなのだと感じます。
そして同様に個々人の「暮らし」も同じことなのだと思います。
保育も組織も暮らしも「周り(人や社会や地球)との係性の中で自分の存在を周り(人や社会や地球)に役立てていくこと」という原理原則を掴む必要があるのかもしれません。
Mindful life
scencible life
これらを「丁寧な暮らし」と表現することが多いですが、
今の時代の「丁寧な」暮らしや保育や組織とは何なのでしょうか。
それは、今の子どもたちや今のお客様、今の地球との関係性の中で学んでいくもののように感じます。
ミマモリスト 眞田 海