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毎日更新。カグヤの日々の取り組みをご紹介。

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「一円対話」のあれこれ

 

 


「一円対話」の必要性


子どもたちのことは大好きだけれども、大人の人間関係が大変ということをよく聞きます。

 

植物が育つには、土や風、水、太陽などが必要なように、保育の質を上げていくためには、そこで働く先生方の人間関係や風通しは何よりも重要です。

 

多くの問題は、時代に合った「保育」は追及し続けてきているものの、「大人のマネジメント」の形が旧態依然としていることが原因となっています。

 

時代に合わせて子どもたちに必要な環境や関わり、保育書類や行事が変わってくるように、「大人のマネジメント」の形も変わっていくものです。

 

そしてそれは、目指す保育と同じ考え方で行われていく必要があります。管理型の保育を行うのか、それとも子どもたち一人ひとりの主体性を引き出せるような環境を通じた保育を行うのか。

 

大人がやらせるのか。子どもが選択できるようにするのか。年齢で保育するのか。それとも発達段階に寄り添って保育するのか。

 

目指す保育に合わせたマネジメントを。

今の時代に合ったマネジメントを。

 


「一円対話」のこと


「一円対話」は、「チーム保育を行う体制づくり」、「それぞれの先生方が自身の保育を振り返る」、「チームとしての保育の振り返り」を目的としています。

 

月に1回、約1時間。園内研修として、先生方がアクティビティを楽しんだり、隣の先生の素敵なところを伝えたり・伝えてもらったり、1ヶ月の保育を振り返る時間です。

 

ブロックゾーンや絵本ゾーンのように子どもたちに環境を用意するように、職員間(人的環境)において、「一円対話」を通してコミュニケーションを深め、保育を活発にしていくための一つの環境設定です。

 

異年齢保育のように、職員間においてもそれぞれの先生から保育を通して気づいたことや、子どもたちから学んだことを共有していく場が「一円対話」です。

 


場づくりアクティビティのこと


聴福人さんは、「一円対話」に参加する先生方の今の状況(気持ち)などを思い浮かべ、話しやすい場づくりを行います。

 

途中で仕事を切り上げて「一円対話」に参加する先生方の気持ちや頭を切り替えるため、「一円対話」の最初に場づくりを行います。(対話を行いやすい環境づくり)

 

 

【場づくりのポイント】

「場づくり」の本質は、「一円対話」に参加する参加者のことを想い、どのような環境が必要かを考えるプロセスが大切です。

 

そのため思っていたより、ゲームが盛り上がらなくてもいいのです。保育と同じく、子どもたちの状況を考え環境づくりを行うように、先生方の状況を考え準備をするプロセスを大切にしてください。

 

 

「場づくり」の例として、以下のものが挙げられます。

①体を整える(凝った体や疲れた体を癒す)

肩もみ・ストレッチ・ヨガ

 

②息を整える(短い呼吸や荒い呼吸を整える)

お茶やお菓子・シャボン玉遊び

 

③心を整える(気分転換・気持ちを落ち着かせる)

笑う・美しいものを見る・好きなものを身近に置く

 

④アクティビティ(アイスブレイク)

アクティビティの参考例はこちらをご覧ください。

 

 

※アクティビティには、様々なジャンルがあります。

グループ対抗のタイムトライアルは盛り上がったりしますので、その時々の先生方の状況や「一円対話」のテーマに沿って、アクティビティをお選びください。

 


席替えのこと


それぞれのクラスの先生や職種の異なる先生方が集まる「一円対話」。

 

お互いのことをより知り、コミュニケーションを深めるため、あえて席替えを設けています。そのため、席替えのテーマは、話し合わないと席替えが出来ないようなテーマ設定がポイントです。

 

例えば、早起き順だと「5時起き! 6時半! 6時!」など、時間を言い合い、簡単に席替えが終わってしまうことがあります。

 

席替えを通して、お互いに「そうなの!?知らなかった!」という面が聞き合えると、お互いの得意なところを保育でも活かし合えます。

 

子どもたちのセミバイキングの「いっぱい・ちょっと」のように、コミュニケーションを大切にしています。話し合わず何となく移動して、着席してしまうとお互いの話が聞けませんので、その際は聴福人さんが声を掛けて話すきっかけを作ってください。

 

席替えの参考例はこちらをご覧ください。

 


自由テーマのこと


自由テーマは、「最近感動したこと」や「子どもの頃の夏休みの思い出で一番印象に残っていること」など仕事から離れたテーマ設定がポイントです。

 

子どもの頃の話や、感情が表れやすいテーマは、何でも話せるオープンな場が生まれます。

子どもたちが日頃から感情(喜怒哀楽)を表現しているように、私たち大人も自分自身の感情を伝えるることで、気持ちが切り変わったり、職員同士の想いを共有することにも繋がります。

 

ピーステーブルのように、自分の思っていることを伝えること。また、相手の気持ちをしっかり受け止めること。

 

会議とは違う「一円対話」の場は、それぞれの先生が自分自身の気持ちの整理や、今思っている感情を「メインテーマ」で伝えられるよう、自由テーマではまず、仕事から離れたテーマ設定をしています。

 

 

自由テーマの参考例はこちらをご覧ください。

 


フィードバックのこと


「一円対話」のフィードバック役は、聴福人が安心して「一円対話」を進行していけるよう後押しをすること。聴福人や参加者の皆さんの素敵なところ、真似したいと思ったことを記録する役割のことです。

 

 

トップダウン型の組織では、フィードバックは指摘・評価を意味しますが、「一円対話」のフィードバック役は、子どもたちからいつも学び続けている先生のように、仲間からいつも学び続ける人のことを指しています。

 

園見学においても、この園の「これ、いいな!」「真似したい!」ことを自園の保育に活かしていくと思います。

 

同様に、聴福人さんやグループ内のメンバーの素敵なところ(例.声掛けや仕草、考え方・休日の過ごし方など)をフィードバック役の方は、今後取り組んでみたいことや真似してみたいことを最後に発表して頂きます。

 

真似をされる先生は嬉しく、他の先生方にとっても真似をしていくきっかけに繋がります。

子どもたちが子ども集団の中で真似し合い・学び合っているように、職員間の異年齢集団の中で学び合うことで、真似し合う文化に繋がります。

 

保育の中で「まず、やってみよう!」「試してみよう!」という文化・風土作りは「一円対話」の中からも育まれます。

 

フィードバック役の先生は、皆さんの話を一番聴くことが出来る役割です。

ぜひ、先生方の素敵なところをたくさん見つけ、真似してみてください!

 

フィードバックの参考例はこちらをご覧ください。

 


カグヤの「Zoom一円対話」のこと


毎週金曜日に「Zoom一円対話」を開催しています。

 

園のフィードバック役の皆さん!

カグヤクルーと一緒に「一円対話」を行いましょう!

 

 

・カグヤでは、どんな振り返りをしているの?

・フィードバックって園で行っている形でいいの?

・カグヤの「一円対話」で聴福人を務めたい!など

 

園見学のように、園外研修として「Zoom一円対話」にご参加頂けたらと考えております。

申し込みにつきましては、弊社までお問い合わせください。

 

 

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