「むかしの田んぼ」では、先月16日、17日で種まきが行われ、藤﨑農場スタッフでありカグヤの百姓コーディネーターでもある郷さんが、随時その様子を私たちに共有して下さっています。
3月22日
3月27日
4月5日
4月10日
着実に青々と大きく育ってきていて、感動ものです。^^
そんな中で、「苗半作、八分作」という言葉を教えて頂きました。
どうやら農業に昔から伝わる言葉のようで「苗の出来によって作柄の半分が決まる」という意味のようです。
それくらい苗づくりは重要であることが分かる言葉でもありますが、
こちらの苗は、寒い中で放置すれば育ちませんし、暖かな中で放置すれば伸びすぎて軟弱なひょろひょろ苗となり、田植えをした時には病気になりやすく、更には温度が高くなりすぎると死んでしまうこともあるとか。
実際に先週の冷え込んだ日には、ビニールハウスを全開にし寒気を与えるなど、甘やかさずにスパルタ教育もされたそうで、その時々の気温によって、ハウスを開けたり閉めたりして必要な環境を用意しているというのも、毎日稲をよく観察しつつ判断されるわけですから本当にすごいことです。
そう考えると、毎年「むかしのお米」が無事に実っているのも、半分以上はこの苗づくりのおかげだということを改めて感じます。
「田んぼ(社会)に出た時に、強く逞しく育っていけるように」という意味では、お米も人も一緒というか、育苗には保育に通じる大事なことがつまっている気がしますね。
代搔も行われ田植えの準備を進めて下さっており、もうすぐ田植えの時期。
今年もお米作りが楽しみです。^^
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子