姉「サンタクロースはね、パパとママなんだよ」
弟「えぇ~!そんなはずないよ」
そんな子ども同士の会話。
ドキッとして思わず主人と顔を見合わせます。
そろそろサンタクロースの季節ということで、大人も子どもも意識するわけですが、娘の思いもよらぬ発言に、大人は戸惑いを隠せません。
「そんな訳ないじゃない~。誰がそんなこと言ってたの?」と聞くと、「同じクラスの〇〇くんが言ってたから本当だよ」と。
絶対の信頼を得ている〇〇くんは何者?!と思いながらも、説得する言葉が思い浮かびません。
そんなやり取りをしながら、ふと、なぜ子どもはサンタクロースが好きなのだろうと考えました。
プレゼントをくれるから、という理由だけではない気がしたのです。
そこで息子になぜ好きなのか聞いてみると、
「サンタさんは優しい。いい子でも悪い子でも誰にでもプレゼントをくれるから。」
「クリスマスの夜に飲み物とお菓子を置いておくと必ず食べてくれているから。色んなおうちで食べてお腹いっぱいなはずなのに。」
と言います。
サンタさんの大らかで優しい人柄を尊敬し、憧れているようです。
どんなプレゼントをもらえるのか、子どもにとっては楽しみに違いありませんが、
誰がどんな気持ちで贈ってくれたのかを考えて、感じることができたらサンタクロースも嬉しいのではないかと思います。
例え〇〇くんの言う通りだとしても、です。
サンタクロースが誰なのか、ではなく、きっとこんな人なんだろうなぁ。
そんな想像に夢を膨らませてほしいと願っています。
美化コーディネーター
眞田 由莉