昨日は、一年のうちでもっとも昼の長さが短い「冬至」でしたが、冬至を境に昼間の時間は次第に長くなるため、古来より「陰極まって陽となる」から、冬至は「一陽来復」とも言われています。
そんなわけで、今朝、出張先の鹿児島から見えた朝日は、冬至翌日の太陽ということもあり、どこか気持ちも新たに、更には桜島との美しさも重なって・・・ありがたみもひとしおでした。^^
また、この「一陽来復」には「悪いことが続いた後で 幸運に向かうこと」という意味もありますが、明けない夜はない、止まない雨はない、終わりは始まり・・・などの言葉にも通じ、どこか前向きというか、とても自然な言葉だと感じています。
ついついいいことばかり求めたくなるのですが、全ての「現象」において、陽の気が多くなったり少なくなったり、逆に、陰の気が少なくなったり多くなったり・・・を繰り返しているわけですから、そんなことを求めること自体が不自然な姿ですね。^^;
そう考えると・・・調子のよい時には、舞い上がらないよう気持ちをひきしめ、色々な苦難がある時には、この「一陽来復」を思い、明るい希望を見て信じる気持ちを大事にしたいものですし、
もっと言えば、「いい悪い」などに左右されていちいち一喜一憂するような心の持ち方ではなく、日頃から聴福人のような「いい悪い」ではない「福」の捉え方や転じ方こそ、大事にしたい生き方だと感じています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子