先日、ある保育園で毎月行われている「一円対話」を見学させて頂く機会がありました。
一円対話では、皆さん一人ひとりの聴く姿勢によって、それぞれのオープンさも引き出され、
先生たちが子どもの成長について、本当に嬉しそうに話をしていたり、余裕のなさによって、子どもへの寄り添いが足りなかったことを心から反省していたり、一緒に働く仲間に対して、尊敬や感謝の気持ちから長所を伝えていたりしていて・・・
とても穏やかであたたかな雰囲気に包まれていました。^^
そんな一円対話が終わると、「おいしそうなおだんごがあったので、買ってきましたー♪」と、ある先生から差し入れがありました!
「私たちが見学に来たので、特別に用意してくれたのかな?」とも思ったのですが、ちょっとお聞きしてみると、どうやら普段からおやつを差し入れしてくれるようで、「普段は手作りなんですけど、今日は買ったものですみませんー!笑」と、驚く返答が!
更にお聞きしていると、職員会議の前などにも、手作りスイーツをわざわざ用意してきてくれる先生が別に何人もいるそうで・・・
こんな風に「皆のために」と働く先生が沢山いらっしゃることは、一緒に働く仲間にとっても子どもにとっても本当に素敵なことだなぁと感じました。
そして、文化のきっかけになる環境は、園長先生や聴福人など一部の限られた人で用意できたとしても、文化をつくっていくには、やっぱりこんな風に一人ひとりの働きが必要不可欠であることを感じます。
また、こんな心地よさを実感するからこそ、自分自身も組織、文化をつくる一員として、ワクワクな気持ちを大事にしながら、団欒の雰囲気やゆとりある場づくりを大事にしたいと改めて感じています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子