先日、ある保育園の先生が研修後に記入した「内省シート」から、「ほめる」ことの大切さを改めて感じました。
その内容をご紹介すると・・・
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忙しすぎてあっという間に過ぎていく毎日の中、不器用でのみこみが悪く、仕事が遅いので、職場の皆さまに迷惑をかけてばかりだと自信をなくし、落ち込んでいました。
でも、一円対話の中で「左隣の人の良いところをほめる」というのをさせて頂いたときに、「ニコニコして穏やかで落ち着く。癒される感じがする」と言っていただき、とてもうれしかったです。
私も落ち込んでいる人のそばに寄り添って、温かいふれ合いのできる人になりたいと思いました。
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落ち込んでいる時、誰かからほめられたりすると、特に心にしみることを感じますが、
そこから、更に同じように落ち込んでいる人がいたら、自分も同じく温かいふれ合いをしていこうと、その温かさを周りへと還元していく先生に、とても自然な美しい生き方を感じました。
「自分が見守られていることに気づけば気づくほど、人を見守ることができる」とも言われますが、よくよく考えると、もうじゅうぶんに大きな見守りや愛情を頂いているわけで、やっぱり自分側を見て求めるよりも、もっと周りの方を見て与える心を大事にしたいものです。
そして、そんな自分の心がけ、行いひとつから、自分も周りも社会も未来(子どもたち)も豊かになっていくのだと感じます。
そういう意味では、ほめることも与えること。改めて大事にしていけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子