先日、娘の通う小学校の運動会がありました。
朝から早起きして元気に学校に向かった娘でしたが、開会の言葉などが終わった後、準備体操を始める頃になると、なんだか様子がおかしいことに気づきました。
後から聞いた話ですが、どうやら立ち眩みのような状態になってしまったそうで、目の前が見えなくなり、隣の男の子に先生を呼んでもらって保健室でしばらく休むことになりました。
そしてプログラムは進み、5年生の種目「100m走」が近づくと、自分で走ることを決めて運動場に戻ってきましたが、やはり走っている最中も本調子ではなく、最後のゴール間際では転んでしまうという結果になりました
足の痛みと悔しさで泣いている娘の様子を遠くから見ている私の心境としては、とても可哀想でしかたがなかったのですが、、
その後、救護テントで委員の方に優しく手当てをしてもらっている姿や、クラスの応援席に戻った後に友だちたち皆が心配して声をかけてくれて、本人もすぐに笑顔を取り戻していた姿を見ると、これは決して悪いことではなかったのだと思えるようになりました。
その後の種目でも、体調が万全ではなかったり、ケガをした足が痛くて練習してきたものが発揮しきれなかったようではありましたが、皆の優しさに触れられた娘、そしてその光景を目にした私自身も多くの方の思いやりに支えられていることに改めて気づくことが出来ました。
今年の運動会のテーマは「団結」ということでしたが、1位にならずとも、力を発揮できなくとも、勝っても負けても失敗しても、それぞれに意味はあるのだということを忘れないようにしたいと思います。
ビジョンリスナー
大河内 盛友