TVを観ていたら男手一人で3人の子どもを育てた方について取り上げられていました。3人の子どもたちが小さいころに離婚したようで、その後自衛隊のお父さんは、自分はご飯を食べずとも子どもたちに食事を分け、大学や専門学校に通わせ、もうすぐ定年退職するということでした。
娘さんは片方の耳が聴こえない難聴で、「何でこんな風に生んだの?」「もっとお金持ちの家に生まれたかった」など酷い言葉を感情のままに投げ、そのことがずっと心残りで謝りたい気持ちがあったそうです。ただ、その時お父さんはただただ「ごめんね」としか言わなかったそうです。
お父さんの定年退職と番組の力も借りて、当時の想いなどを娘さんが手紙に綴り、観ていてとても感動的な番組でした。親が子を想い、子が親を想う。そんなシーンにジーン出来ました。
そして、同時に感じたのは思っているだけではだめでちゃんと言葉にしないといけないなと、ありきたりなことですが、そんなことを思いました。
カグヤ社内では、ありがとう!がよく飛び交います。カグヤに転職してきたクルーは最初にこのことを驚いていました。1日にお互い何度言っているだろうと思う位、確かに言っていると思います。
反対に「ごめんなさい」と素直に謝れているかというと、心では思っていてもなかなか言葉にはしていないことを思います。悪いことをしたから「ごめんなさい」というというよりは、ちゃんと想いを伝えられているかは大事なことなのだとTV番組を観て改めて感じました。
いい慣れていない言葉は心で想ってもなかなか言えませんが、上手に言葉に出来なくても、子どもたちのように想いをちゃんと伝えていくことを大切にしていきたいと思います。
ミマモルジュ
奥山 卓矢