kikifukujin

聴福人・一円対話

協力して働く風土づくり

一円対話を通じて仲間との対話や認め合い、学び合う文化を大切にしています。また、起きた出来事を『良い』『悪い』という価値観で観ず、『福』に転じていける聴福人(ききふくじん)を目指して最幸の働く環境づくりを大切にしています。

こころ

欠けたドーナツ

今日、ある保育園の園長に「先月から園長も一円対話に参加してみるようになってどうですか?」とお聞きしたところ、「毎回すごくいい雰囲気です。『マイナスなことを言わない』っていうルールすごいいいですね。」と返答がありました。

 

一円対話には、そんなルールの他にも「隣の人の長所」を話す場もあったりするので、皆でいいところを見ていく眼差しや雰囲気がつくられやすいのですが、一円対話以外の実際の働く現場では、忙しくて視野が狭まったり上下関係が邪魔したりして、そんな眼差しや雰囲気を出していくことがなかなか難しかったりするもの。

 

だからこそ、自分自身も少しでも日ごろに活かせるよう、こうして一円対話でそのコツやヒントを得たりと、練習をしているようなところもあったりします。

 

そんな中で、先日ある園長が「欠けたドーナツ」の話を教えてくれたことを思い出しました。

 

ドーナツも欠けていると、そこばかり気になるけど本当は沢山ある。欠けているところや不安、いやなことはそこにフォーカスしちゃうけれど、そんな風に満たされていることを忘れないでいたい。人も同じで、よかったところが見えなくて忘れがちになるから、満たされているところに焦点があたるようにしたい。それが今の自分のテーマだから、キーホルダーもつけてるの。

 

・・・と、実際にキーホルダーを見せてくれました。

 

 

そう考えると、多かれ少なかれ皆色々と悩んでいる中で、やっぱり「ないものではなくあるものを見る」眼差しは、皆が幸せになる眼差しでとても大事なことだと感じます。

 

そして、せっかくならばもっと「一円対話」を沢山の人に体験してもらいながら、皆と一緒に自分たちの眼差しを磨き合って、もっと安心した優しい社会を子どもたちにも残していけたらと思います。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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