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聴福人・一円対話

協力して働く風土づくり

一円対話を通じて仲間との対話や認め合い、学び合う文化を大切にしています。また、起きた出来事を『良い』『悪い』という価値観で観ず、『福』に転じていける聴福人(ききふくじん)を目指して最幸の働く環境づくりを大切にしています。

こころ

いいも悪いもない

先日、自分が聴福人を務めた一円対話の振り返りの中で、仲間から思いがけない投げかけもあり「一円対話」の意味や価値について改めて考える機会を頂いてます。

 

一円対話には、よいところに気付けたり、理念や初心に立ち戻れたりする効果がありますが、自分の受け取り方や心次第では、いわゆるそんな風に感じられない場になることも。

 

そんな一円対話が終わった後、自分の聴く姿勢を改めて振り返ってみると、「それはこういうことでは?」など自分の考えを入れながら聴いていたことに気付きます。

 

一円対話は「聴いて福になる」場であり、聴福人は「聴いて福にする」存在でもありますから、そんな自分の聴く姿勢を見つめながら、

 

やっぱり、自分の考えを押し通したり、自他をさばく心を自分の中に持ち込むのではなく、「きっと自分にはわからない何かがある」と自分の頭での理解をこえた、心の寄り添いや優しさを守っていけたらなぁと、つくづく感じるのです。

 

一円対話のルールカードには「目的」として

 

「日々に業務に追われていると次第に流されて大切な理念や目的を見失ってしまうことがあります。心を配って一円対話に取り組むことで、原点や初心を常に確認して自分に打ち克っていきましょう。」

 

・・・とありますが、

 

 

これは何も、いわゆる心が浄化されるような「いい一円対話だった」と感じられる清々しい場だけでなく、「こんな気持ちでやって意味あるのかな」と思うようなモヤモヤが残る場だったとしても、

 

その後、客観的に自分を見つめなおし「自分の聴く姿勢はどうだったかな?」「自分はなんで共感できなかったのかな?」などと更に自分を見つめなおしていくことで、感情を含め今の自分を知ることに繋がり、

 

そこから「だったら自分はどう臨むのか、どんな環境になるのがよいのか」と自問することで「やっぱり自分はこうありたい、こうしていこう」と次が見えてきたりして・・・

 

結果、自分の初心を再確認できるという効果も感じます。

 

そういう意味ではやっぱり「いいも悪いもない」ものですから、どんな状況であっても、自分に矢印を向けて、自分にできることを見つけていきたいと思います。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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