自分で何でも出来るようになろうとするのはなぜだろうかと思ったとき、
キャリアアップという言葉がありますが
これは自分のキャリアを最優先して考え、
キャリアを磨くために、自分自身を磨いていきます。
何でも自分が出来るようになろうという努力を行う時、
全体にとってそれが最善かどうかは見えていません。
本来は得意なものは別の人にお願いして、
協力して物事を進めていくことの方が働く意味が深まるだけでなく、
組織で働く目的に近づきます。
自分がいくら磨かれたところで、周りにとって最善ではなく、
前述のように周りを見て自分を活かせないので、
誰かに自分を活かしてもらうしかありません。
すると、働き方は他律的になってしまいます。
自分を磨くことに対しては主体的だけれども、
自分を何かに活かしたり、世の中に貢献しようという
自分をどう働かせるのかということについては、
他律的になってしまうことに気づきます。
そう思ったとき、改めて将来のために自分を磨いていくことよりも、
今、自分をどこに活かすことが誰のためになるのかを考えていく
全体最適の考え方が重要になってくることを感じます。
完璧になってから何かに活かしてもらおうと思うよりも、
今、この瞬間瞬間に自分を使い、活かしていく。
そんな意識を大切にしていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海