先日、地域の運動会がありました。
さまざまな競技を楽しんでいましたが…息子が自ら挑戦しようと手を挙げたのが2000m走。
以前は親子で走り抜いたことがありましたが、今回はスタートからゴールまで完全に一人旅です。
ゼッケンを付けて意気込んでいたものの、スタートの合図と共に走り出すお兄さんお姉さんのスピードに圧倒され…トラックを二周する頃には息もかなり上がっていました。
『あの速さでは最後まで走り切れるかなぁ…』と見ている方が心配になりましたが、そこからコースは外周へと移り、しばらくは自分との闘い。こちらも様子は伺えません。
息子は何事にも負けず嫌いで、納得がいかないと悔し涙の嵐。
さて今回はどうなるだろうとドキドキしながら待っていましたが、トラックに戻ってきた表情はしっかりしていて、凛々しくも見えました。
そしていつもであれば「順位が全て」と大騒ぎをするのですが、今回は「走り切った!」「頑張った!」と自分の自信へと繋げたようにも見えました。
勝敗や順位よりも、チカラを出し切ることの清々しさが上回った2000m走。
きっと彼にとっても特別な種目になったに違いありません。
エールキーパー
秋山有紀子