今年は家族揃って新しい活動を始めたこともあり、今まで触ったことのない道具を使って、作ったことのないものを造る経験を多くさせてもらっています。特に小学生の息子にとっては刺激がいっぱい。最近は、年明けの餅つきに向けて【臼】をコツコツと造り始めています。
基本的に何事もやってもやらなくても良い活動。「やりたい。」と手を挙げることも、始めたところで造り続けることも彼次第です。新しい道具の使い方を教えてもらいながら、コツを掴むまでは慎重に…そして切り出した丸太とコツコツと、コツコツと向き合う作業になります。それでも時には前にいる仲間と他愛もない会話を交わし、コツを共有しながら、そしてたまに我々も加担しながら続けています。
始める前までは、彼の興味関心、集中力や継続力についても「出来るかなぁ。」と半信半疑なことが多かったように思いますが、いろいろな人との出会い、新しいものへの挑戦、体験を重ねることで、見守る私たち大人の視点が大きく変化しました。「彼にしか分からないこと」の多さをこれからも大切に育んでいきたいです。
エールキーパー
秋山有紀子