こんにちは。女将です。
私はいつも、バースデープレゼントはひと月以上前から探し始めます。
その人のことを想ってあれこれ探す時間は、とても楽しくて幸せな気持ちにもなります。
大抵の場合は複数のお店で色々なアイテムを買い揃えるので、ラッピングは自分ですることになります。
そして出来るだけ見た目を良くしようと、あの手この手で飾り立てます。
まるでお店でラッピングしたかのように・・・。
バースデーパーティー当日のこと。
みんなが差し出すプレゼントはどれも美しくラッピングされ、見た目にすごく高価そうです。
ところがひとりの友人が手渡したプレゼントは、クシャクシャの英字新聞紙に無造作に包まれリボンすらかかっていません。
もらった本人も一瞬、驚いた顔を覗かせます。
包みを開けると中には1枚の油絵。
ピンクの空に沢山のハートが描かれたその絵は、彼女をイメージして絵画教室で先生をしている彼の奥様が描いてくださったのだそうです。
思わず息をのむくらいの感動!
もちろん、皆からのプレゼントもそれぞれの個性が光る物ばかり。
どれもその人を想いながら用意したに違いありません。
贈り物というとついつい見た目の美しさや形式に拘って過剰に飾り立ててしまいがちですが、本来は贈る相手を想って用意したものなら見た目や形式はそれほど大事なことではないように感じます。
ただそうは言っても贈る相手や場面によっては美しさや形式にも気を配らなければならない場合もありますし、それをおもてなしと捉える考え方もあります。
誰かに何かを贈るときも自分が贈り物を貰うときも、目に見えるもの以上に、そこに込められた「想い」を見る心を常に持ち続けていたいと思います。
ミッションパート
佐藤真樹