人に成長してほしいと願ったり、教えたりするよりも、
自分が成長して、次のステージに上がっていくことや
自分の居場所を次に譲ることや、人を信じて任せていくことの方が、
人の成長のきっかけになることが多々あります。
子どもがやりたいということを「出来ない」と思う心や
「まだ早い」と思う心。
それに対して、出来るように教えてあげたいと思う心が生まれます。
しかし、教えれば教えるほどに、出来るようになるまでは
「任せられない」なんて心が生まれてしまうかもしれません。
そして、時間ばかりが過ぎて「やりたい」という機会が失われ、
しまいには「やりたい」という意欲も失われてしまうかもしれません。
命やけがの心配がない程度までの環境を用意したり、
信じて任せれば、本人は自然と成長していくのだと
子どもたちを見ていると実感します。
そしてまた、教えることよりも、任せることよりも、
分からせることよりも、何よりも大切で難しいのは、
「相手の立場に立ってみること」
なのだと、感じます。
本当に相手の心境や立場、状態を理解し、
そしてそれを自分ごととして置き換えられているだろうか。
その心をまずは最初に、そしてずっと大切に持てるように。
驕れる心を自覚していきたいと思います。
ミマモリスト 眞田 海