もうすぐ梅雨ですね。
もちろん晴れているほうが気分は盛り上がりますが、個人的には雨の日も好きです。
私の愛用は透明のビニール傘。
空から落ちてくる雨粒は、まるでスローモーションのようにゆっくりで、傘に当って弾ける瞬間は宝石を散らすがごとく美しく、いつまで見ていても飽きません。
雨が奏でる音色も、世界を穏やかな空気で満たしていくようで、ずっと耳を傾けていたくなります。
どんなに技術が発展しても、自然が生み出す美しさに勝る「美」を人間がつくり出すことはできないと心から感じます。
たとえ見た目に美しいものが作り出せたとしても、心までも清らかに満たすことは難しいと・・・。
それは自然が見せる美しさのすべての瞬間が一期一会であり、生命そのものだからだと思います。
いま自然環境は少しずつ変化しています。
昔は田んぼには空を埋め尽くすほどのトンボが飛び交い、畦道には足の踏み場に躊躇するほどカエルが飛び跳ねていました。
しかし最近はトンボも数えられるほどになり、カエルも意識的に探さねば見ることが出来なくなりました。
小川や沢に当たり前にいたサワガニもすっかり姿を消しました。
世界中で環境保全を叫ばれるようになって随分経ちますが、決して改善されているとは思えません。
大切なものを守るため、たくさんの人を巻き込みながら自分たちに出来ることをやり続けていきたいと思います。
ミッションパート
佐藤真樹