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舞台に立つ園長

今年も横浜にあるY保育園の園長から今年も劇の招待を頂きました。

 

舞台名は、澤はま児。普段は保育園の園長として働きながら公演に向け今年も日夜練習に励まれていたそうです。

 

澤はま児さんは、かんじゅく座という劇団に所属されています。かんじゅく座は60歳以上のアマチュア劇団で、平均年齢70歳、最年長は80歳の劇団員さんがいて、演劇による自己表現の場を求め舞台に立ちたいと夢を持って稽古に励み、演劇で演じる人も観る人も元気になることを目的としているそうです。

 

今回でこれまでに4回の公演を観させて頂いていますが、60歳以上の劇団ということに最初は随分と驚かされ、舞台に立ち、自分を表現できるということにも凄い!と思いました。

 

劇中では、長台詞も多く、それを覚えて、舞台で演じる。それは、きっと自分が思っている以上に大変なことで、それを毎年挑戦し続けていることにいくつになっても挑戦できる!そう先生が舞台を通して自分に教えてくれているようにさえ思います。

 

保育園で子どもたちが発表会をする場合には、言語や表現の発達を保護者に伝える意図があると思いますが、かんじゅく座の座員の皆さんはきっとそれだけではない別の意味があるのだと感じます。

 

今回の舞台背景に1964年の東京オリンピックがあり、劇団の方は間もなく2020年のオリンピックを迎えようとしています。

 

座員たちには、2つのオリンピックを体験することになる世代のようで、1964年に7歳から27歳だったそうです。

 

今度のオリンピックの開会式や閉会式のチケットは当たるかな?日本人選手はメダルが獲得できるかな?など楽しみではありますが、それぞれの人生において、光り輝くものがあることを今回の公演を観ながら思いました。

 

そして、澤はま児さんのように舞台の上でも、普段の生活においても自信をもって表現できる自分でありたいと感じました。

ミマモルジュ

奥山 卓矢