昨日のブログに書かせて頂いた「最近克服したことある?」と聞いてきた方は、ある企業の創業者であり、現在は会長になられている方だったのですが、
「音痴だけど人前で歌えるようになった話」や「嫌だったゴルフが楽しくなってきた話」など、ご自身の克服話も話して下さいました。
更に、今でも社員の前で話すと顔が赤くなるほど、人前で話すのが苦手だということで、これまで何度も断ってきた講演依頼に対して、ついに今回、そんな苦手を克服しようと、引き受けてみることにしたそうです。
そんな風に、素直にオープンにさらけ出して話して下さったり、私自身の克服話をきいてくれたりと、「会長なのに、全然偉そうにもせず自然体ですごいな」などと感じたのですが、
ふと「会長なのに」という自身自身のものの見方に違和感をおぼえました。
「子どもなのにすごい」などもそうですが、同じように「若いのに」「年配だけど」「社長だから」「女でも」などと、無意識に勝手に変なフィルターをかけてものを見ていることがありますが、
私自身が大事にしたいと感じている「聴福人」の姿勢と同じく、何かの枠で制限をかけたり、その人を測るモノサシにせず、その人自身がどういう人なのかと、その人をその人のままに見たり、その人の声をその人の声のままに聴いたりできるような素直さを持てたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子