先日、息子と近所の大学の文化祭へ行ってみました。
子どもたちは大学の敷地内に入るのは初めてで、小学校より広くて自由な雰囲気にキョロキョロソワソワしていました。
模擬店でお腹を満たしたあとはスタンプラリーに参加しましたが、スタンプを全部集めると抽選会に参加できるとのこと。
そして抽選会の目玉商品は子どもたちが欲しがっているゲーム機だという情報を入手!
今までのキョロキョロはどこへやら、校内を駆け回りあっという間にコンプリート!!
いよいよ抽選会が始まりましたが、50種類くらいの商品があったため抽選、発表、受け渡しとかなりの時間がかかります。
なかなか自分の番号が呼ばれない中で諦めモードになった息子は、飽きてきて寝転がる始末…。
そしてお待ちかね、お目当てのゲーム機の当選番号の発表です。
目玉商品ということもありそれまでの発表の仕方と違い、3桁ある番号の下1桁から発表する方法に変わりましたが、それにより会場のドキドキ感とテンションが一気に上がり大盛り上がり!
寝転がっていた息子も起き上がり参戦しますが、残念ながら下1桁の時点で外れてしまい、また寝転がってしまうかと思いきや、立ち上がり目をキラキラさせて残っている人たちに声援を送っているではありませんか。
私は抽選より息子の変貌ぶりが気になってしまう始末です。
結局目玉商品を手にしたのは息子と同じくらいの男の子でしたが、息子は興奮で顔を赤くして感動の表情で拍手を送っていました。
同じくらいの年齢だからこそ羨ましがったり悔しがったりするかと思っていましたが、素直に祝福し、まるで自分のことのように喜んでいる姿を見て、「自分」と「身近な人」だけではなく他人のことも自分のことのように感じる、共感することができるようになったのだなぁと嬉しくなりました。
どこか他人に(身内にも?)興味がないように感じられる息子でしたが、焦ることはなく、毎日の体験が心の成長にも繋がっているのだと実感します。
今こうしている時にも、親が計り知れないくらいの体験をしているかもしれない彼らを応援し続けていきたいと思います。
美化コーディネーター
眞田 由莉