先日、大分県のお客様の園に訪問させて頂きました。
ちょうど70周年を迎え、今月から新しい園舎での保育が始まったばかりで、先生たちも子どもたちもとてもワクワク嬉しそうな様子が見られました。
新園舎は園長先生が5年程構想を練り、全国の園を見学し、職員たちと設計士さんが毎月のように打合せを重ね、まさに皆で一緒につくっていったものでもあり、見た目のよさだけでなく子どものこと保育のことがとてもよく考えられた園舎で、
「遊食寝をわけて保育ができるようになり、長年の夢がかなった」「これまで積み上げてきたものの集大成」と感慨深くお話される園長の姿もとても印象的でした。
またこの節目に伴い、44年お世話になった園舎とのお別れとして行った「ありがとうペイント」には、親子や卒園児等、これまでご縁のあった方々が沢山集まられ、皆それぞれの思いを壁や床、窓などに残してくれたそうです。
更にはその時間帯に間に合わなかった卒園児たちも、わざわざ夕方や異なる日に足を運んでくれたとか。
そんなお話からも、先生たちがこれまで長年にわたって愛情深く子どもたちを想い保育を積み上げてきたことが伝わってくるようでした。
「これも見守る保育のおかげです。藤森先生に出逢えたおかげです。」と何度もお話される園長先生から、信じてあきらめずに取り組んできたからこその「今」を見せて頂いたようでもあり、すぐに結果を求め信じた道を疑ったり、条件や環境のせいにしてあきらめたりせず、感謝の心でその時自分たちにできることを着々と積み上げていく大切さを学ばせて頂きました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子