今日は、ある高校の幹部の方々の一円対話を見学させてもらいました。
このメンバーでの一円対話は、今回で3回目ということでしたが、初回はどこか緊張&警戒気味で話していたのが嘘のように、
今日は、自由テーマでは、幼少期の頃に夢中になった遊びについて楽しそうに話し、聴き合う様子が見られ、
更に、その後のメインテーマでは、仕事の話なども、思ったことを素直に話されていて、皆さんがとても自然体で素直に表現されているのが印象深く、素敵なことだと感じました。
そう考えると、もちろんこの3回の間で、組織やその人自体がよりよく変わった、成長したということもあるのでしょうが、
それ以上に、こうして相手の話を受容しながら傾聴する場を設けたことで、
仕事上の役割、立ち位置として見ていたその人ではなく、生い立ちや個性、らしさなど、人としてのその人を見られるようになったりと、
自分のバイアスがとれてそのままにその人のことや発言を理解できるようなり、それによって自然と安心し信頼関係が築けてきたということも大きいことのように感じました。
「最初は、時間もないし、なんでこんなことやるんだろう・・・などと思っても、やると不思議と皆清々しい顔になる。」と、参加者の方からも話がありましたが、
先入観や偏見がとれて、本当の姿や大事なものが見えてくるからこそ、忙しい時、自分の心が整っていない時ほど、一円対話のような「場」を用意して聴き合う場を大事にしたいものです。
かぐやかコーディネータ
宮前 奈々子