近頃は母のこともあって、これまであまり意識していなかった家のことやお墓のこと、宗教のことなど色々と考える機会を頂いていますが、
そういう意味では、昨日のブログのとおり、実に沢山のご先祖様のおかげで自分が存在しているということも含め・・・
◆守護神に
http://www.caguya.co.jp/kokoro/30242.html
命の大切さについて、姪っ子や甥っ子など子どもたちへ伝えるにも、お墓や法事(霊祭、式年祭)という場はとても適していることを感じます。
最近は個人主義や少子化が進んだり、生活様式の変化があったりと、昔のようにはいかず「お墓問題」と言われるなど、お墓もどこか厄介なものとして扱われることも多くなっているようで、
「子どもに負担をかけないために」などと、ご先祖様のお墓を継承せず墓じまいを進めるような流れがあったり、「死」を縁起の悪いものとして、この手の話を避けていたり・・・ということも少なくない気がしますが、
代々の繋がりは奇跡であり、負担というよりはむしろ尊い存在であることを、母のことを通して、実感するものがあるからこそ、
お墓参りにちゃんと行くことや、ご先祖様へ感謝を伝えること、亡くなった後もご先祖様が見守ってくれていることなど、ここまで脈々と繋がってきた線を、親など身近な大人の生き方を通して子どもの頃からちゃんと伝えた方がよいのでは・・・と感じるものがあります。
それこそ昨年夏に、私もちょうど母と一緒にお墓参りに行ったのですが、それはどこか幸せな時間だったことが思い出されます。
◆お墓参り
http://www.caguya.co.jp/kurashi/23292.html
また昔、母が「介護できることが本当に幸せだと感じる。」と話してくれたことがありましたが、
◆親孝行
http://www.caguya.com/diary/2012/02/post_547.html
そんな母のように、大変と思われることを避けるのではなく、その大変さの中にある豊かさを見出したり、幸せだと思って取り組む姿勢を改めて見習い、そんな生き方を子どもたちにも伝承できたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子